外壁塗装の時期というと、二通りの考え方ができます。
一つは、住宅としての外壁塗装をするタイミングとしての時期。
もう一つは、一年を通じての、外壁塗装のシーズンとしての時期です。
まずは、住宅としての外壁塗装の時期から。
住宅としての外壁塗装の時期は、一般的に10年といわれています。ただ、これは一般的な話。ですので、個々の家の状況によっては、これよりも早くなるケースもありますし、遅くなるケースもあります。
その判断は、外壁の状態。
外壁に色褪せやひび割れ、塗膜の剥がれ、目地のひび割れなどの症状がみられるのであれば、早めに外壁塗装をしたほうがいいですね。また、外壁塗装の塗料の種類がわかる場合、それらの耐用年数も異なりますので、外壁塗装をする時期を知るための材料になります。
ちなみに、塗料ごとの耐用年数は以下の通りです。
アクリル 5~7年
ウレタン 8~10年
シリコン 10~15年
フッ素 12~15年
上の耐用年数を見ると、遅くても築15年までには、外壁塗装をしたほうがいいというのがわかりますね。
次に、季節としては、いつがいいのか、です。
塗料を扱う外壁塗装のベストシーズンは、春と秋。
春と秋がベストシーズンといわれるのは、気温と湿度が外壁塗装に最適だからです。塗料の乾燥が早いこの時期なら、工期も短期間ですむというメリットがあります。
ただそれだけに、外壁塗装業者にとっては繁忙期となり、希望する日程で工事をしてもらえるか難しいという面が出てくるのも、この時期。
ですが、他の時期では外壁塗装ができない、というわけではありません。
夏と冬は、ベストシーズンではありませんが、その分、値段交渉がしやすい、というメリットがあります。特に、梅雨時と冬は、外壁塗装をする時期としては、むしろ「ふさわしくない時期」になるので、見積もり価格から割引してもらえる可能性が高くなります。
実際、外壁塗装した方のアンケート結果(https://protimes.jp/journal/gaihekitosou/gaihekitosou-timing-432)を見てみると、お盆や年末年始の親戚の集まりに備えるために、7月・11月に施行しているケースが多いようです。
そんなパターンもあるので、外壁塗装をする時期は春と秋がベストですが、他の時期でもできますし、価格交渉がしやすくなるというメリットもあるので、自分の希望するタイミングで一度見積もりを取ってみる、といいいですね。